【基礎編】分散投資の方法とおすすめ3選


 分散投資は、投資リスクを最小限に抑えるための一つの方法であり、資産運用において重要な役割を果たしています。分散投資をすることで、投資先のリスクを分散し、一つの投資先が不振の場合でも他の投資先での収益が損失を相殺することができます。ここでは、分散投資の方法についておすすめの3つの方法をご紹介します。

  1. ETF(上場投資信託)

 ETFは、株式や債券、商品などの投資対象となる市場指数に連動する投資信託です。ETFを購入することで、複数の銘柄に分散投資することができます。ETFのメリットは、低コストで分散投資ができる点です。また、売買がしやすく、取引所で取引できるため、資金の出し入れがしやすくなっています。

ただし、ETFにもリスクがあります。ETFは、指数に連動するため、市場全体の動向に左右されやすく、リスクを完全に回避することはできません。また、ETFの信託報酬が安いため、運用資産が少ないETFは流動性が低く、売買代金が高くなることもあります。

  1. 投資信託

 投資信託は、複数の銘柄を含むポートフォリオを組成し、そのポートフォリオに投資することで、分散投資を実現することができます。投資信託には、株式、債券、不動産などの資産クラス別に分類されるものがあります。また、国内、海外、先進国、新興国など、投資先の地域や産業によっても分類されています。

投資信託のメリットは、プロのファンドマネージャーが銘柄の選定や運用を行っているため、初心者でも手軽に分散投資ができる点です。また、運用資産が多い投資信託は流動性が高く、売買代金が安価なため、出し入れがしやすいです。

  1. REIT(不動産投資信託)

 REITは、不動産に投資するための一つの方法であり、個人投資家にとっては不動産を所有することなく不動産市場に投資することができる魅力的な選択肢です。

REITに投資することのメリットは、安定的なキャッシュフローが得られることです。これは、REITが不動産の賃貸収入を受け取り、それを投資家に配当として還元することによって実現されます。また、REITには不動産市場の価格変動の影響を受けにくい特徴があります。これは、REITが不動産を所有するための莫大な資本を持っているため、市場の価格変動による損失を吸収できるからです。

 REITに投資する方法は、株式投資と同様に、証券会社を通じて行うことができます。多くの証券会社がREITに特化した投資信託を提供しているため、手軽に投資を始めることができます。

 以上、分散投資の方法としておすすめの3つの選択肢を紹介しました。これらの投資先は、それぞれリスクとリターンのバランスが異なるため、投資家自身のリスク許容度に合わせて選択することが重要です。

 また、投資家は適切な分散投資を行うことで、リスクを最小限に抑えながら、長期的な資産形成を目指すことができます。

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